カナル型イヤホンER6i
カナルイヤホンER6iは値段もちょっとしますが、音質がとても良く遮音性も高いのでお気に入りのイヤホンです。
初めてこれで聞いたときはあまりに音質が良くて、初めてウォークマンを聞いたときの感動を思い出しました。
ホワイトイヤーチップは音質サイコー・遮音性ばっちりですが、つけはずしが面倒です。なので、スポンジタイプベージュイヤーフォームのほうをよく使っていました。これでも音質的には十分満足できるレベルでした。
断線するので困るんですよね
ですが、ひとつだけ困ったことが。。。私の持ち運び方が悪いのか、しょっちゅう断線します。半年に1回以上。片側がときどき聞こえなくなります。
修理に出せば高額だと聞きましたし、新しいのをしょっちゅう買い換えるのももったいないし。。。
よしっ、修理してみよう! と思い立ち、これまで何度か救ってきました。修理方法にクセがあるので、備忘録も兼ねて公開しようかと思ったのですが、すでに断線修理のエントリーがあるようです。
断線修理の補足
上記のエントリーを見れば十分なのですが、ちょっとだけ補足を書きます。
- 断線の位置確認
- 私の場合はプラグ周辺が多かったです。触ってみて音の出方が変わればそこが断線位置の可能性大です。
- 準備するもの
- φ3.5イヤホンプラグ(ステレオ): 科学教材社さん で100円/個で購入できます。
- はんだつけセット: こてと半田線が必要です。
- ニッパー・ストリッパー: 線を切るのと、剥くのに使います。
- ピンセット: 内部の線を細かく選り分けるのに使います。
- テスター: 導通チェックに使います。
- 瞬間接着剤: 半田付けの後に固めるのに使います。
プラグについては、もっとかっこいいものを見つけたほうがよいと思いますけど(^o^)
コネクタへの配線
勇気をもってパチっと切ってみると、線の中は左右それぞれが2本ずつに分かれています。L(緑),GNDとR(赤),GNDの2組です。GNDはこの時点では独立ですので、よじって一緒になるようにしましょう。
イヤホンプラグは、プラグの先端部分からL、R、GNDとなっています。内部の配線部分との導通を確認して、間違えないようにしましょう。
また最初にプラグのカバーを通しておくのを忘れないように。
はんだつけ
はんだつけする際に、表面がとけるまではんだで溶かしてからつけないと電気的な接続がされません。私は一度、これではまりました。
溶かしたはんだに、20秒ほど線の先端をつけて表面を溶かしてから、コネクタにはんだつけしましょう。
補強
結ぶ、接着剤、テープなどを用いて固めておきましょう。そうしないとすぐにまた断線してしまいます。
いよいよ確認
コネクタが熱くなってる場合があるので冷ましてから、音楽プレイヤに挿しましょう。見事に音が両方からなったら成功です。
音がならない or こもってる
左、右の線がどこかでショートしている可能性が高いです。内部の線はL,R,GNDそれぞれが1本だけではないのでばらばらになりやすいです。ちゃんとL,R,GNDの線が分離しているか確認しましょう。ピンセットを使って選り分けるのがおすすめです。
また、そもそもの断線場所がコネクタ付近でない場合は、今回の方法では直らないのでご注意を。その場合はメーカーで直してもらうか、再度購入するしか方法がないと思います。
修理完了
上記のように断線を直すのにはちょっと手間がかかりますけど、以前のように聞こえるとほんとにうれしくなります。断線したカナル型イヤホンをお持ちで、保証期間が過ぎたものをお持ちの方は、捨てちゃう前にチャレンジしてみるのもいいと思います。