VirtualBoxでWin in Mac

仮想マシン』ってご存知ですか?
ソフト的にPCを再現するとでも言いますか。。。 まずはこちらのデスクトップ画面をご覧ください。

これは、私の使っているMacbookWindowsXPが動いているところです。
付け加えると、MacOSXの1つのウィンドウの中だけWindowsXPになっています。

何が便利?

MacなのにWindowsXP同時に使える*1という用途の他にも、

  • Macの中にLinuxを入れられる。(実はWindowsLinuxの中にも入れられる)
  • さらに、複数の仮想マシン(XPとLinuxとか)を起動できる。
  • スナップショットという方法で、ある時点の状態を保持できる。
  • もしクラッシュしたとしても、仮想マシンなので作り直せちゃうから平気平気!
  • 新しいソフトを試してみたいなどという時にも便利。

なんて用途が考えられます。

どんなソフトを使うの?

VirtualBoxとは、以下の特徴を持つ仮想マシンソフトです。

  • 無料。(個人使用の場合)
  • Windows, Mac, Linuxに入れることができる。(ホストOSと呼びます)
  • 仮想マシンには好きなOSをインストールできる。現実的には,WindowsLinuxとなる。(ゲストOSと呼びます)

他にも、VMware, VirtualPC, Xenなどもありますが、対応OSの数/無料ということを考えると、このVirtualBoxがお勧めです。

どうやって使うの?

以下のサイトが参考になります。

通常は上記を参考に、VirtualBoxのインストール→仮想マシンの作成→ゲストOSのインストールと行えば良いと思います。

別のマシンで作成した仮想マシンをコピーして使うには?

私の場合、ちょっと特殊なやり方として以下の手順で仮想マシンをコピーして作成しました。

  1. ホストOS=WindowsVirtualBoxにて
  2. MacOS仮想マシンのファイル(仮想ディスク)をコピー
  3. 仮想ディスクファイルの調整
    • 『ターミナル』を起動。
    • % vboxmanage clonevdi filename1.vdi filename2.vdi
    • 私の場合、パスについては問題なく通りました。
  4. ホストOS=MacOSVirtualBoxにて
    • 仮想マシンの新規作成
    • 使用する『起動ディスク』を『選択』
    • 『仮想ディスクマネージャ』にて、『追加』を押す。
    • 調整済みのファイル(filename2.vdi)を追加して選択。
  5. ゲストOSの起動
    • 無事起動することを確認。
    • 『デバイス』メニューの『Guest Additionsのインストール』を実行する。
  6. 共有フォルダの設定
    • VirtualBoxの『デバイス』メニュー→『共有フォルダ』で共有したいMac側のフォルダを追加
    • ゲストOSのWindowsXPエクスプローラにて『ネットワークドライブの追加』
      • フォルダは、『\\vboxsvr\共有名』で指定する。

単純に、VirtualBox仮想マシン/ディスクのファイルをコピーするだけだとうまく行きません。

  • 仮想ディスク:vboxmanage clonevdi コマンドでIDの設定の再構築
  • 仮想マシン: 新規作成するが、起動ディスクはコピー後に再構築したファイルを使用する。

がポイントです。ご注意を。

参考にさせていただいた情報

仮想マシンがある生活に慣れると手放せなくなりますよ。興味のわいた方はぜひトライしてみてください。

*1:Bootcampという技術でデュアルブートするときは同時ではありません。