「最強ワーキングマザー対談」はほんとに「最強」です

いや〜、なんていうか、やられました。これはきっと本としてしっかりまとめて世の人々に読んでもらいたい。というか、自分もじっくり読みたい。

ライフ - 毎日新聞

まさに最強ワーキングマザーのお二方の対談です。
特に私が大きく刺激を受けたところがいくつか。

私たち女性がパートナーから言われていやな言葉ってわかりますか?
勝間 「手伝ってあげようか」っていう。
西原 もともとお前の仕事じゃコラ、ということよ(笑い)。
勝間 当事者意識の欠如なんですよ、応援とか手伝うとか協力するとかいうのは。なんか一歩下がっている。

げっ! これに近いこと言ってた。さすがに「手伝おうか?」は一歩下がってると気づいていたので言わなかったのですが「何かできることあるかなぁ?」なんて尋ねてた。
良かれと思ってやったことに対して、余計なことをするな的なことを言われたくなかったんですよね。でも〜、これもだめだね。自分の仕事じゃないんかコラ!って感じするもんね。

勝間 子供が2人以上いる家庭は票が3倍とか。

はげしく同意。日本の未来のために働く人たちを選ぶのは、未来につながりの強い人たちの意見が反映されるべし。
また、年金保険料も子供の数に反比例すべきではないでしょうか。(つまり子供が多い家庭は、保険料が安くなる)将来の年金保険料を払う子供たちを育てているのだから今は負担を軽くすべきですよ。
でも、この意見を子供のいない同僚の前で話してたらやっぱりいやな顔をされました。負担が増えるのはいやでしょうし、もしかすると欲しくても子供が授からないとかだったら、こんな意見を聞くのがいやだったのかもしれません。
個人単位で考えるとその人の生涯でもらう総額が同等なら払い込む総額が同等であるべし、という考えが一番妥当だということにになりそうですね。しかし、家族単位(というか家系単位)での総額が平等であるべしという考え方をとると、「今がんばれる家庭」(=子育ての負担がない家庭)と「後からがんばれる家庭」(=将来その家のこどもが国民に寄与できる家庭)が同時期に同等の保険料負担をしているのはちょっと違うかなと思います。

勝間 だから、教育をもっと低コストで受けさせるようにすればいいんですよ。

ほんとうにそうですね。教育に対して不安だらけの気持ちで子供をたくさん持とうとは思えないですよ。コストではなくて、教育方針・しつけ・褒めかた怒りかた、などなど、「悩むのは教育の内容に集中」したいです。
何も無料にしてくれとは言いませんが、コスト負担の方法が色々あると良いなと思います。たとえば奨学金制度がものすごく充実・成熟してくると、いつまでも自分たちに選択肢があるんだという希望を失わないでいけると思います。

西原 それはもう本当に。女は母親のところに頼るのが一番正しいと思います。女系が正しいというか。

今、妻の母親が手伝いに来てくれています。去年、妻が「定期的に来てくれないか」と提案してくれました。妻にとっても子供たちにとっても、「逃げて頼っても良い人」がいるべきだという趣旨のことを言って提案してくれました。
提案を聞いたときに私はすぐに同意しました。1年ほどの間に何度か来て頂いて、ほんとに「女が母親に頼る」のが良いことだと確信します。なんていうのでしょうか、もやもやとたまってしまうガスがうまく抜けていく、とでもいう感じで家の中の空気がやわらぐのを感じます。自分の中にたまるガスが爆発する前に提案をしてくれた妻につくづく感謝している今日この頃です。


最初の繰り返しになりますが、この対談は本になってもらいたいなぁ。
西原さんが「毎日、勝間かあさん」を描いて、勝間さんが「西原家家計簿の暗号を解く!」なんて分析を書いたら、最強マザー本に認定されますね。間違いなく。
うー、こんな本、読んでみたい。