小宮さん&勝間さんサザンシアター講演会で社会人読書に目覚める

第45回紀伊國屋サザンセミナー
小宮一慶×勝間和代スペシャル対談「本のちから」

■日時:9月16日(火)19:00開演(18:30開場)
■料金:合計1,000円(@1,000×1枚) 全席指定
■会場名:紀伊國屋サザンシアター
(紀伊國屋書店新宿南店7階/新宿駅南口 タカシマヤタイムズスクエア)

に参加させていただきました。
主催のディスカバーディスカヴァー社さんのレポートは、こちらにあります。

講演会のトピック

トピックとしては、以下の2つ

  • 社会人のための読書術
  • Web時代における本の課題と可能性

他に、Chaboについても詳しい話をなさっていました。

私に「ささった」こと

いくつかあるのですが、つらつらと書いてみます。

一分野のプロとなるための学習時間の目安は30H程度と見なす。

この根拠としては、大学の一講座を90分×14コマ×実行効率+予復習とみて、ざっくり30時間ということだそうです。30Hとかいう数字よりも、何かを根拠として学習時間の目安を決めてしまう、という考え方が私にとって新鮮でした。自分自身が納得できる数値を一つの単位時間として使用することで、自分は充分時間をかけて学習してるんだという自己肯定を行えそうです。

書籍が電子化するためのボトルネックはバッテリーの継続時間。一覧性については現時点では電子書籍は駄目だが、テクノロジーの進歩でなんとかなるかも。

私は、ボトルネックは逆に一覧性にあると思っています。ちょっと前までは、みんな携帯をこまめに充電していた訳ですし、本当に便利な機械のためなら充電する方法はいくらでもありそうです。
私自身が上記の言葉を聞いて感銘を受けたのは、『テクノロジーの進歩』をとても前向きに信じている態度です。現時点では駄目で解決策が見えていなくてもきっと良い方法が見つかる、という姿勢は梅田望夫さんにも通じるオプティミズムの表れだと思います。とても素敵です。

本を書く側になるには、体験をしなければならない。それも、他人がやっていないことか、とても深い体験を。

なるほど〜。ベストセラー作家がいうんですからものすごい説得力。特にビジネス書に関しては、読む側に気づきを与えることが本に要求される訳ですから、他の人とは違う特色がなければ駄目なのだと理解できました。

講演会のシェア会

講演会後、友人の方に紹介いただいた『講演会で気づいたことをシェアする会』に参加しました。参加者は自分もいれて8名でした。どの方も前向きで魅力的。初対面なのに会終了後にはものすごい親近感をもたせてもらいました。急な参加でしたのに心良く向かい入れて迎え入れてくださってありがとうございました。

このシェア会では各人が面白いと感じたポイント(すなわち、ささったこと)を話し合いました。他の人の視点が面白いのはもちろん、自分自身が話しながら考えが膨らんでいくというのが面白かったです。ちょっと紹介します。

講演会での気づき シェア会で話しながら膨らんだこと
読書方法には広く多読する方法と深く熟読する方法がある 自分自身の専門性は『T字型』にしたい。しかも、今は横を広げるのか縦に深めるのかは主体的に自分で決めてから学習すべき。
本はフレームワーク(全体像)をまず掴むべし 読書とは、Googleアースで目的地を見つけるように、まず全体像を掴んでから目的の情報をすくい上げる作業である。

話しているうちに、思ってもみなかった方向に自分自身の考えが膨らんでいくという今回の体験は、また味わってみたいなと思えることでした。「勉強したことをアウトプットしてみるべし」この言葉の意味をより深く理解できた夜でした。