経済ってそういうことだったのか

タイトルまんまですみません.ちょっと前に読了した本ですが,ほんとに面白いです.この本.

気になる言葉があるページの端を追っていたらいっぱいになりました.佐藤さんの本質的な質問に竹中さんがわかりやすく答えていく,というこの本の形式は私にとってはとても引き込まれるものでした.なんか,お二人が語っている場に聞き役として参加させてもらった気になりました.


竹中さんの発言の中から佐藤さんが気になった言葉を『竹中語録』として抽出しています.その数51!どれも珠玉の言葉ばかりです.
私は1番の

  • 竹中語録1:「信じるという行為がなくなったらマネーってなくなっちゃうんです.」

でいきなりガツンとやられました.これって,まさに現在の経済危機の元凶そのままですよね.


最後の

  • 竹中語録51:「日本が生きる道というのはプロフェッショナリズムを一人一人が身につけていくことしかない.」

という発言.そして,その言葉を受けた佐藤さんの発言(ご自身でも佐藤語録として選ばれている発言)

  • 佐藤語録:「いい意味で国をあてにしない」

は,2つ合わせてよく噛みしめたい言葉です.


途中の語録にも響いたものがたくさんあったのですが,書き出すときりがなくなるのでやめておきます.

そうそう,『いまさら質問できなそうなこと』を佐藤さんが質問してくれるのもとっても面白かったですよ.『ダウ平均』『日経平均』ってどんなもので,何の目的で使われてるのか,という質問もありました.恥ずかしながら私自身はちゃんと理解しておらず,なんかの指標なんだろうと漠然と捉えていました.

いろいろ学べて文庫本600円.本当にお買い得な本でした.フォトリー仲間からの紹介があって読んだのですが,本当に感謝しています.